花影を掌に受ける
月は天中に在り
花王の仄かな香り
我 汝を想うに至る

葉が遊ぶ湖の畔
月は暮れ日を希む
風の織る旋律
昔日の追憶

彼方遠方
此処には在らず
望郷の胸
汝の帰する場所