清廉なる調べ
夜は更け 静寂の中に響く

祭壇に人は無く
唯、汝の帰還を祈る

花嵐の終焉
花屑に我が想いを投影して
嗚呼、憐れなり 泡沫に消ゆ
其は天命かな

春雷は彼方 一陣の風
我が願いは汝が言を以って
「春来る」と