白月流れ墜つる
昔日の追憶

花は咲き乱れ
風化する
崩れたままの世界で


赤月流れ往く
一滴の憐憫

いつを想い
どこへ駆ける
荒涼とした大地に名も無き墓標


蒼月此処に在り
今も変わらぬ夜に在り

ただ夜は更けゆく
向かう先は終焉の夜明けか
しかし或いは永遠の夜を求めて